「免許を返納してから、買い物が不便になった」
「バス停までの300メートルが、坂道でつらい」
新磯地区(新戸・上磯部・勝坂・下磯部)にお住まいの皆様から、そのような切実な声を多く耳にしてきました。
地域の皆様の「足」を守るために始まった新磯地区グリーンスローモビリティ(通称:グリスロ)。このたび、運行情報や活動内容をより分かりやすくお伝えするため、公式サイトを開設いたしました。
本記事では、新サイトの活用方法と、元警察幹部・行政書士である私が運行管理責任者としてこだわっている「安全と法令順守」について解説します。
そもそも「グリスロ」とは?なぜ今必要なのか
グリーンスローモビリティ(GSM)は、時速20km未満で公道を走ることができる、環境に優しい電動車を活用した小さな移動サービスです。
新磯地区では、相模原市や自治会連合会と連携し、高齢者等の買い物や通院、地域行事への参加を支援するために導入されました。
地域の「300メートルの壁」を超える
既存のバス路線だけではカバーしきれない「自宅からバス停・スーパーまで」のラストワンマイル。特に坂道の多い当地区において、ドア・ツー・ドアに近い形での移動支援は、生活のライフラインです。
元警察幹部・行政書士が見抜く「死角」と安全対策
私は元神奈川県警の警視として交通部門や現場指揮を長く経験し、現在は行政書士として法務に携わっています。その視点から、このグリスロ運行において「絶対に譲れない3つの安全基準」を徹底しています。
1. 徹底した法的整合性(コンプライアンス)
ボランティアによる移動支援は、道路運送法などの法令解釈を一歩間違えれば「白タク行為」とみなされかねません。
当運営委員会では、行政書士の専門知識を活かし、相模原市・警察・運輸支局との綿密な調整を経て、適法かつ透明性の高い運営を行っています。
2. 警察仕込みの「事故防止・防犯」対策
「ゆっくり走るから安全」ではありません。低速だからこそ、後続車との関係や死角への配慮が必要です。
- 運行前アルコールチェックの義務化(記録簿による管理)
- 実践的な実車講習(死角確認、誘導手順の徹底)
- リスク予知訓練(KYT)の導入
これらをマニュアル化し、ボランティアスタッフ全員に浸透させています。また、グリスロが地域を巡回することは、「動く防犯カメラ」として地域の見守り・犯罪抑止にも貢献します。
3. 万が一に備える「危機管理体制」
あってはならないことですが、万が一の事故や急病人が発生した際の対応フロー(連絡網、救護義務、保険適用)も完備しています。曖昧さを排除し、利用者様もボランティアスタッフも守る体制を構築しています。
公式サイト「araiso-gurisuro.com」でできること
新しく開設したホームページでは、以下の情報をスマホやパソコンからいつでも確認できます。
① 各地区の運行スケジュール確認
新戸、上磯部、勝坂、下磯部など、各地区の運行曜日や時刻表、ルート図を掲載しています。「今日は走っているかな?」と思った時にすぐ確認できます。
② 利用方法と予約の流れ
「どうすれば乗れるの?」「予約は必要?」といった疑問にお答えする利用ガイドを掲載しています。
- 基本は無料(地域の支え合い活動です)
- 利用対象者:移動に困難さを抱えている地域住民の方
③ 活動報告とスタッフ紹介
「どんな人が運転しているの?」という不安を解消するため、訓練を受けたボランティアスタッフの活動の様子や、日々の運行日誌の一部をブログ形式で発信します。
導入後の未来:地域で「支え合う」仕組みへ
このグリスロは、単なる移動手段ではありません。車内での会話が生まれ、外出の機会が増え、地域に笑顔が増える。それが私たちの目指すゴールです。
「親に勧めたいけれど、スマホの操作が苦手で…」
そんなご家族の方は、ぜひこのホームページを一緒に見て、運行日をチェックしてあげてください。
安全は、すべてに優先する。
その信念のもと、今日も新磯の風を感じながら、安全運転で皆様をお迎えにあがります。
■ 運営体制・お問い合わせ
新磯地区グリーンスローモビリティ運営委員会
運行管理責任者:建川 一茂(たてかわ行政書士事務所 代表)
- 行政書士(神奈川県行政書士会所属)
- 相模原南警察署 防犯指導員
- 新磯地区自治会連合会 事務局長
※本事業は、地域のボランティアによって運営されています。皆様の温かいご理解とご協力をお願い申し上げます。
